ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)のLMP2クラスに参戦しているマーフィー・プロトタイプスが、今週末に行われるシリーズ第3戦レッドブルリンクを欠場することが分かった。
昨年に引き続き今年も48号車オレカ03・ニッサンでELMSに臨んでいるほか、ル・マン24時間にも参戦し、LMP2クラスの上位争いを繰り広げているマーフィー。ただ、「レースに勝つポテンシャルをもった」ドライバーラインナップをレッドブルリンク戦までに用意できないため、第3戦を欠場することになった。
これは、F1でマルシャのテストドライバーも務めているロドルフォ・ゴンザレスとの契約が破綻したことが原因なのだという。
「チームもロドルフォも、我々が行き着いた結末で幸せになることはなかった。だから、別々の道を歩むことになったんだ」と説明するのはチームボスのグレッグ・マーフィー。
「残された時間では、レッドブルリンク戦に求めていたものと同様のコンペティティブなラインナップを敷くことはできなかった。我々は残り2戦には必ず戻ってくるだろうし、ドライバーとの契約も90%のところまでは来ている」
なお、レッドブルリンク戦のエントリーリストには、ル・マンでマーフィーのマシンをドライブしたカルン・チャンドックとナタナエル・バートンの名が記されていたものの、このレースを戦うための契約は交わしていなかったのだということだ。
マーフィーの欠場により、レッドブルリンク戦のLMP2クラスは8台で争われることになる。