メルセデスF1チームと新たな複数年契約を結んだニコ・ロズベルグが、ドイツ人としてメルセデスで走るのは誇りであり、今後何度も優勝を重ね、タイトル獲得も何度も成し遂げていきたいと語った。
メルセデスAMGペトロナスF1チームは、ロズベルグと複数年契約を結んだことを発表した。
2010年にメルセデス・ベンツがF1ワークス活動を再開した時からチームに所属しているロズベルグは、現在同チームとの5年目のシーズンを過ごしており、今年の第9戦終了時点までの間に優勝6回、ポールポジション8回を獲得、現在ドライバーズランキングにおいてチームメイトのルイス・ハミルトンを押さえてトップに立っている。
「現代のF1シルバーアローに乗ることができ、とても誇らしく思っている。ドイツ人の僕にとってメルセデス・ベンツの伝統は極めて特別なものであり、世界最高の自動車ブランドを示す存在となることができるのを誇りに思っている」と29歳のロズベルグは述べた。
「今のこのポジションに到達するまでの道のりは決して楽なものではなかった。でも全員が信じ続け、メルセデス・ベンツの素晴らしいサポートのおかげで、今僕らはF1においてトップの位置に立っている。この1年に大きな進歩を成し遂げ、将来に向けて体制、マネジメント、能力を向上させてきた。僕らは最高のチームだ。あらゆるレベルにおいてふさわしい人材がふさわしい位置についている」
「今後の年月を共に過ごすのがとても楽しみだ。さらに優勝を重ねるため努力していくし、何度もタイトルを獲得できればと期待している」
ヘッド・オブ・メルセデス・ベンツ・モータースポーツのトト・ウォルフは、ロズベルグのチームへの貢献を褒め称え、彼との契約を延長することで今後に向けてより安定した環境で戦っていけると語った。
「彼の速さ、貢献度、集中力はチームの方向性を定め、前進させために役立ってきた。2014年の彼のパフォーマンスによって、我々チームの人間はすでに知っていたことを、チーム以外にも知らしめることができた。彼がF1においてまさにトップドライバーのひとりだということだ」
「この新契約によって我々は将来に向けて重要な安定性と継続性を得ることができる。ここホッケンハイムで行われる、メルセデス・ベンツとニコにとってのホームレースに間に合うタイミングでこの発表を行うことができて嬉しく思う」