WEC世界耐久選手権のLMP1-Lクラスにエントリーしているロータスは先週、スペインのモンテブランコ・サーキットで、新LMP1カー『P1/01』での初のフルテストを行った。
今季からLMP1-Lクラスにステップアップする形でWECにフルシーズンエントリーしているロータスは、車両製作の遅れによってル・マン24時間も含む開幕3戦を欠場。ただ、ル・マンのレースウィークに新型車両のP1/01をアンベイルし、先日シェイクダウンを行ったことが明らかになっていた。
WEC公式サイトによると、そんなロータスは先週、スペインのモンテブランコでフルテストを実施。チームに所属するトーマス・ホルツァー、ピエール・カッファー、クリストフ・ブシューがステアリングを握った。
このテストでは、ショートランでエンジンのセットアップを行ったほか、トラクションコントロールや電子制御などに関する作業を実施。その後のロングランでは、空力などについてのデータを得たという。チームマネージャーのマルコ・ファン・ドメルは今回のテストに関して次のように語った。
「新型車両に関して多くのことを学習し、数多くの有用なデータを得ることができた。集まったデータをもとに、数日中にマシンへの改良がなされ、さらなるテストを7月末に行う予定だ」
ロータスP1/01は、AER製のV6直噴ツインターボエンジンを搭載し、非ハイブリッド車両で争われるLMP1-Lクラスにエントリー。WEC後半戦の幕開けとなる9月の第4戦オースティンへの参戦を目指している。