スーパーフォーミュラSF14をドライブした大嶋和也 全日本選手権スーパーフォーミュラは、7月12日~13日に行われた第3戦富士を終えたばかりだが、富士スピードウェイでは多くのチームが富士に居残り、7月14日~15日の予定で、スーパーフォーミュラ専有テストが行われている。
今回のテストは公式テストではなく、“専有テスト”という名称のテスト。そのため全チームが参加する訳ではなく、前日まで第3戦を戦っていたレギュラー参戦のチームのうち、PETRONAS TOM'S、TOCHIGI Le Beausset Motorsports、KYGNUS SUNOCO LeMansの8号車という4台が参加していないが、それ以外のチームは全車が顔を揃えた。
また、この15台に加えトヨタのテストカーである00号車が登場。このドライバーを務めたのは、2009年から2011年までフォーミュラ・ニッポンに参戦した経験をもつ大嶋和也。大嶋は今季はスーパーGT500クラスでENEOS SUSTINA RC Fをドライブし活躍しているものの、ひさびさのフォーミュラ体験となった。
大嶋が今回担ったのは、ブレーキのローター対策。この新ローターはホンダ勢では中山友貴(TEAM無限)のマシンにも装着されたというが、中山車はトラブルが発生し、あまり周回をこなすことができなかったという。
午前、午後と行われた14日の専有テストだが、午前は40分ほど走行があったものの、霧が濃くほとんど走行ができず。ホンダ勢と大嶋がドライブしたテスト車が3~5周ほど走行しただけで赤旗終了となってしまった。
午後は時間が調整され14時~17時の予定だったが、14時頃に再び霧が出はじめ、14時半~17時の予定に変更された。午後は16台全車が走行を重ね、ジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(LENOVO TEAM IMPUL)がトップタイムをマーク。ジェームス・ロシター(KONDO RACING)が2番手、石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)が3番手と、第3戦で速さをみせたドライバーたちが上位につけた。なお、トップ5は第3戦予選でのポールポジションタイムを超えている。
大嶋はテストが主な目的のためアタックを敢行することはなかったが、1分24秒417で11番手と上位と遜色ないタイムをマークし初日を終えている。なおテストは明日も行われるが、一般の来場者は入場できない可能性もあるという。