全日本F3第8戦富士は高星明誠が制し今季2勝目を飾る

全日本F3第8戦は12日、富士スピードウェイで15周の決勝レースが行われ、ポールポジションからスタートした高星明誠（B-MAX NDDP F312）が後続とのバトルを制し今季2勝目を飾った。F3-Nは久保凛太郎（CG ROBOTル・ボーセF308）が優勝を飾っている。

　迎えたスタートでは、ポールポジションからスタートした高星がイン側の勝田貴元（PETRONAS TOM'S F312）を牽制しながらトップで1コーナーに入るが、続くコカコーラ・コーナーで勝田が高星のインへ！　トップで1周目を終える。

　序盤は上位陣のギャップはあまり広がらず、勝田、高星の後方では山下健太（PETRONAS TOM'S F314）と松下信治（HFDP RACING F312）の激しい3位争いが展開される。また、その背後では佐々木大樹（B-MAX NDDP F312）と清原章太（TODA FIGHTEX）のバトルが展開されるなど、激しいバトルが展開されていった。

　勝田と高星のトップ争いは、3周目のダンロップコーナーで再び高星が前へ。先行を許した勝田は、4周目の1コーナーで今度は山下にもかわされてしまい、その後佐々木にも先行を許すと、少しずつポジションを落とすこととなってしまった。

　一方、トップの高星は後方に山下、さらにその背後にギャップを詰めてきた佐々木が続く展開となるものの、しっかりとトップを守りきり第2戦鈴鹿に続く今季2勝目をマーク！　ランキング首位の山下、2位の松下とのポイント差を詰めてみせた。

　F3-Nは、2周目のコカコーラ・コーナーでトップを争っていた久保凛太郎（CG ROBOTル・ボーセF308）と小泉洋史（Net Move Hanashima Racing）が接触し、小泉がスピン。久保がトップをキープし、山口大陸（TAIROKU EXCEED）が続いていく。

　首位の久保は、最後まで山口とのギャップを守りきりF3-Nのトップでチェッカー！　2位は山口、3位はスピン後に追い上げた小泉という結果となった。