ブエミが2日連続でトップ。アグリは最下位／フォーミュラE合同テスト4日目

10日にイギリスのドニントンパークで行われたフォーミュラEの合同テスト4日目は、元F1ドライバーのセバスチャン・ブエミ（e.ダムス・ルノー）が2日連続となるトップタイムをマークした。

　9月の開幕まで残るテストは2日。今月最後となった合同テスト4日目は、全チームが大きなトラブルなく走行を重ねたが、タイムシートの上位はまたもブエミとルーカス・ディ・グラッシがトップ2を分け合うかたちとなった。

　この日のブエミは4日間の最速タイムとなる1分31秒083を記録。アプト・アウディを駆るライバルのディ・グラッシに約コンマ2秒のギャップを築き、トップで走行を終えた。
「今朝はレースペースに集中し、多くのラップを重ねる中でタイヤとバッテリーの温度に関して最良のバランスを見つけた。午後もレースペースに集中するとともに、予選走行も行った」とブエミ。

　2番手のディ・グラッシに続いたのは、チャイナ・レーシングのジェローム・ダンブロジオ。アンドレッティ・オートスポートのスコット・スピードが4番手につけ、バージン・レーシングのサム・バードが5番手で続いた。

　ステファン・サラザンからマシンを引き継いだベンチュリのニック・ハイドフェルドはこの日最多の78周を走行。トップから約1秒差の8番手となった。
　ヤルノ・トゥルーリは9番手。チームメイトのミケーラ・セルッティは16番手。アムリン・アグリはキャサリン・レッグが18位、ファビオ・ライマー19位となっている。

　最後のテストは、来月8月19日に行われる予定だ。