スロバキアを拠点に活動するデザイン会社「Designdevelop(デザインディベロップ)」による、“ホームレス支援のための住宅プロジェクト”が注目を集めている。
「グレゴリー・プロジェクト」と呼ばれるこの企画は、高速道路や国道といった、道路脇で良く見かけるビルボード広告(広告看板)を利用して、路上生活を強いられる人々のための、小さな居住スペースを建てるというもの。
一見、広告が張られた大きな木箱のようだが、地上へと続く階段をのぼり中へ入ると、そこにはスタジオ・タイプのモダンな居住空間が。
キッチンに作業用デスク、ベッド、クローゼット、シャワールーム、トイレが完備のほか、ベッド下には物置まで設置されており、窓から外の景色を眺めることができる。
1軒の「広告ハウス」を建てるための費用と、設備費、水道・光熱費は、看板を購入した各企業が支払う広告料から差し引かれる。
そのため、ホームレスたちは、基本的に無料でこの住居を使用することができるそう。
こんなにオシャレなマイルームなら、家はあるけれど、一晩宿泊してみたい!という人もいそう!?
建設場所のライフラインに問題なければ、世界各国どこにでも建てることが可能だそうなので、企業活動の一環として興味を持たれた方は、早速サイトをチェックしてみてはいかがだろうか。
GREGORY PROJECT
http://www.projectgregory.com/en/