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初日最速はマッサ。ケータハム若手は5秒遅れ/シルバーストンテスト

2014年07月09日 11:10  AUTOSPORT web

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8日、今シーズン最後となる3回目のF1インシーズンテストがシルバーストン・サーキットで幕を開け、初日はウイリアムズFW36をドライブするフェリペ・マッサが総合トップタイムをマークした。

 テスト初日を迎えたこの日のシルバーストンも、週末の決勝と同じく青空がのぞくドライコンディションとなった。最高気温は23度、路面温度は28度を記録した。

 トップタイムをマークしたのはウイリアムズのマッサだ。彼は午前中、メルセデスのルイス・ハミルトンがイギリスGPのFP2で記録した最速タイムからコンマ7秒落ちとなる1分35秒242というタイムをミディアムタイヤで記録した。

 2番手はレッドブルのダニエル・リカルド。午前中を空力テストに費やしたリカルドは、一日の終わりとなるチェッカーの数分前にトップと1000分の6秒差のタイムを記録した。

 レッドブルにタイムを塗り替えられたメルセデスが3番手。初日のステアリングを握ったチャンピオンシップリーダーのニコ・ロズベルグは、改良バージョンのリヤウイングもテストしている。

 ザウバーのエイドリアン・スーティルは、セッション開始から1時間がたったところでエンジントラブルに見舞われ、その後、パワーユニットの交換で走行時間を大幅にロスした。

 キミ・ライコネンに代わって2日目にフェラーリをドライブするマルシャのジュール・ビアンキが5番手。彼はこの日最多の108周を重ねるとともに、ピレリのタイヤ開発テストも担当した。

 6番手は、バルセロナテストに続きマクラーレンをドライブしたストフェル・バンドーン。彼はトータル71周を重ねたものの、セッション終了の1時間前にエンジンルーム内の火災に見舞われ、一足早く走行を終えている。
 フォース・インディアのセルジオ・ペレスが7番手。4度の赤旗を出したトロロッソのジャンーエリック・ベルニュは度重なるバッテリートラブルに見舞われた。9番手はロータスのパストール・マルドナド。

 フェラーリは10番手。ステアリングを握った開発ドライバーのペドロ・デ・ラ・ロサは午前中にピレリのタイヤテストを行ったが、その後は水漏れのトラブルもあり、周回数は49周にとどまっている。

 ケータハムをドライブしたウィル・スティーブンスはトータル95周を走行。タイムはトップから5秒以上も遅いものだった。