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メカアップデート:レッドブルRB10の新型フロントウイング

2014年07月09日 11:10  AUTOSPORT web

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レッドブルがシルバーストンに持ち込んだ、新型のフロントウイング。非常に細かな処理だが、このようなアップデートの積み重ねで、マシンは速くなっていく
イギリスGPの予選、セバスチャン・ベッテルが第2戦マレーシアGP以来の今季自己ベストとなる2番手を獲得した最大の理由は、路面の変化を的確に読み、迅速な判断があったことは間違いない。しかし、レッドブルがシルバーストンに数多くのアップデートパーツを持ち込んでいたことも忘れてはならない。

 まず翼端板の形状を変えたフロントウイング(写真)である。これまでの翼端板は地面に対して垂直だったが、新しい翼端板は下端が内側に湾曲した形状となっている。またこれまであった翼端板内側の小さなフィンがなくなり、小型ウイングの一番内側に位置するウイングレットの形状にも手が加えられた。

 シルバーストンは高速コーナーが多く、フロントの回頭性が重要なサーキット。そのサーキットに向けて、レッドブルはしっかりとアップデートしてきたのだ。雨の予選でベッテルが素晴らしい走りを披露し、決勝ではダニエル・リカルドが3位、ベッテル5位と好成績を残したのには、理由があった。
(尾張正博/F1速報)