デザイン家具というものは、ときに実用性よりも美やコンセプトが重視された、アート作品と変わらないものある。
そしてとうとう、“紙幣”を燃やすというコンセプトのデザイン・テーブルが出現した。
「Too Much?」テーブルは、Amarist社とスペインのアーティスト、Alejandro Mongeさんがコラボして作った、本物のダイニングテーブルだ。
といっても、燃えているのは本当の紙幣ではない。
Mongeさんが紙幣の柄を1枚1枚手書きし、彩色して作ったものを重ねて、樹脂で加工したものだ。
焦げている部分も、すべて手で色を塗っている。
このアーティストの画力の高さがあってこそできたテーブルだ。
炎はあくまで装飾であり、制御できるよう安全に作られているという。
部屋のなかで使うのはなかなか勇気がいるが、火をつけなくても“燃えた紙幣”のダイニングテーブルは、日常の空間を一気にアートな場にしてくれる、彫刻作品のようなものだ。
購入も可能なようなので、気になる人はぜひ問い合わせてみて。
Amarist
http://www.amarist.com/portfolio/mesa-too-much/