F1イギリスGP決勝でパストール・マルドナドと接触したエステバン・グティエレスに、次戦ドイツGPでのグリッド降格ペナルティが下されている。
ザウバーのグティエレスは、レース序盤の10周目にクラブコーナーのアプローチでマルドナドと接触。このアクシデントでマルドナドのロータスE22は、一瞬宙に浮き上がり、路面に強く叩きつけられた。
この光景は、逆の立場だったバーレーンGPのアクシデントを思い起こさせたが、今回レースのスチュワードは、グティエレスに接触の責任があると裁定した。
「すべての映像確認とドライバーへの聞き取りを行った結果、スチュワードは、カーナンバー21のドライバーが、ターン16におけるカーナンバー13との接触に関し、主な責任があると判断した」と、FIAの声明には記されている。
FIAは、オーストリアGPの前に、接触に関するペナルティを今後は厳密に裁定しないと決めている。しかし今回の一件は、裁定基準である「明確な非難が一方のドライバーに寄せられる場合」と判断され、グティエレスに次戦ドイツGPでの3グリッド降格が言い渡された。