ブランパン・スプリントシリーズ第3戦は、オランダのザントフールトで予選レース、決勝レースが行われ、予選レースはジェローン・ブリークモレン/ハリ・プロチェク組28号車ランボルギーニが、決勝レースはレネ・ラスト/エンツォ・イデェ組2号車アウディR8 LMSウルトラが優勝を飾った。
ザントフールトで開催されたブランパンGTシリーズのスプリント第3戦。20台が出走し行われた予選でポールポジションを奪ったのは、グレッサー・レーシングの28号車ランボルギーニ。迎えた予選レースでは、全車がスリックを履いてレースに臨むも、途中から強い雨が降り出しレースはスピンやコースアウト、セーフティカーも出る荒れた展開になっていく。
しかし、そんな中でトップの28号車ランボルギーニは首位を堅持。2位にはHTPのマキシミリアン・ゴッツ/マキシミリアン・バーク組84号車メルセデスベンツSLS AMG GT3が入り、3位~4位には1号車、2号車とWRTのアウディが続いた。
迎えた6日の決勝。再びドライコンディションとなっていたが、スタート直後にストレートで多重クラッシュが発生しレースはしばらくSCとなる。再開後、トップの28号車ランボルギーニは首位を守っていたが、ピットイン後にスピンを喫してしまった。
これでトップに立ったのはHTPの84号車メルセデスとなったが、再び雨が降り出しコースはスリッピーな状態に。終盤に向け84号車メルセデスを先頭にラスト/イデェ組2号車アウディ、そしてピットストラテジーを成功させ追い上げをみせたBMWスポーツトロフィー・チーム・シューベルトのトーマス・イェーガー/ドミニク・バウマン組76号車BMW Z4 GT3による三つ巴の首位争いとなった。
そんな中、残り16分というところで84号車は首位から陥落するとスローダウンを喫し4位に転落。チェッカーに向け2号車アウディと76号車BMWの一騎討ちとなったが、2号車アウディがレースを制した。