スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは7日、7月19日~20日に開催されるスーパーGT第4戦スポーツランドSUGOのエントリーリストを発表した。GT500クラスが15台、GT300クラスが23台と、合計38台が参戦する。
今季GT500クラスでは新規定が採用されたスーパーGT。迎える第4戦は、7月の好例イベントである宮城県村田町にあるスポーツランドSUGOでのレースだ。毎年波乱のレースが多く、ファンにとっても人気のレースとなっている。
迎える今季のレースは、GT500クラスには通常どおり15台が参戦する。ドライバー面ではすでに既報のとおり童夢がジャン-カール・ベルネイに代わってフレデリック・マコウィッキを起用。マコウィッキにとっては今回が今季デビュー戦となる。また、PETRONAS TOM'S RC FはWEC世界耐久選手権に参戦するため2戦欠場していた中嶋一貴が復帰。ジェームス・ロシターと再びコンビを組む。
一方、ウエイトハンデも中盤戦を迎えかなり増えてきている。今季GT500クラスは50kgを超える分は燃料流量リストリクターにより調整されているが、ランキング首位のカルソニックIMPUL GT-Rは合計84kgと、リストリクター調整分に加え34kgを積むことになる。
GT300クラスは今回23台のエントリーとなっており、マッハ車検withトランスフォーマー30thがエントリーせず。他にドライバーの変更が見られている。グリーンテック SLS AMG GT3については、これまで開幕から土屋武士がドライブしていたが、今回から田中哲也が和田久とコンビを組むことに。田中は昨年までもメルセデスベンツSLS AMG GT3のステアリングを握っていた実績がある。
また、OKINAWA IMP・RUN UP GT-Rは今季田中篤、吉田広樹、藤田竜樹の3人のドライバーで参戦しているが、全戦は田中と藤田のコンビだったものの、今回は吉田が復帰。吉田/藤田という初めてのコンビネーションとなる。
今回GT300クラスで最も注目の参戦とも言えるのが、PUMA KRH PORSCHEだ。今季開幕と第2戦はティム・ベルグマイスターが都筑晶裕とコンビを組んでいたが、第3戦は峰尾恭輔がドライブ。そして今回は、ポルシェワークスドライバーでWEC世界耐久選手権にポルシェAGチーム・マンタイから参戦しているヨルグ・ベルグマイスターが乗り込むことになった。
ヨルグはティムの弟で、すでに6月末の鈴鹿テストでもPUMA KRH PORSCHEをドライブしている。また、2012年にもスーパーGTにスポット参戦した経験があり、兄ティムの大クラッシュがあったが、素晴らしいスピードを披露した実績がある。