2014年F1イギリスGPの土曜予選で、レッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルは2位を獲得した。
セバスチャン・ベッテル 予選=2位
「Q1とQ2は本当に厳しい戦いだった。天候の関係でかなり遅い段階でコースに出て行ったんだ」
「Q3最初の走行に出て行ったのは全マシンの中で一番最後ぐらいで、アウトラップで雨が降り出したために、そのラップは断念した。スリックタイヤでそれなりのタイムを出すのは不可能だったんだ」
「ガレージで待ち続けた後、こういう決断をした。「よし、行った方がいい。インターで走ったら他のドライバーたちのラップタイムを破るのは難しいから、ドライタイヤで走ろう」ってね」
「最後の走行は他のクルマと比べて早い段階で出て行き、1周のアタックラップを走った。アウトラップでは路面が十分乾いた状態になるとは全く考えられなかった。アタックラップでどうなるのか予想できず、どの程度のリスクを取る余地があるのか分からなかった。でも僕の場合はラップタイムを記録したかったから、ある程度リスクを冒す必要があったんだ」
「こういったコンディションでは未知の領域に突っ込んでいくようなものだから、どれだけ攻めることができるのかを見極めるのは難しい。ウォームアップラップで路面が湿っていて、改善することが分かっていても、どれぐらい改善できるかは冒すリスクの大きさによって決まる。最終的には正しいリスクの取り方だったみたいで、満足しているよ」