今回のイギリスGPで、F1参戦通算200戦を迎えるフェリペ・マッサ(ウイリアムズ)。現在、参戦200戦を超えて活躍し続けているドライバーは、ジェンソン・バトン(マクラーレン/255戦/オーストリアGP終了時点)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ/223戦/同)、キミ・ライコネン(フェラーリ/200戦/同)の3人だけ。マッサが土曜日の予選を通過すれば、晴れて現役4人目の「200戦」ドライバーの仲間入りを果たす。
2009年のハンガリーGPの予選で頭部に重傷を負い、終盤7戦を欠場したマッサ。その欠場中に誕生したのが、長男のフェリペ・ジュニア(フェリペーノ)だ。父親のマッサが挑む200戦目のイギリスGP初日、母親とともに応援に駆けつけたフェリペ・ジュニアは、サッカーのブラジル代表のユニホームを着ていた。ヨーロッパ時間で金曜日の夜に、ワールドカップのブラジル対コロンビアの準々決勝が行われるからである(結果はブラジルの勝利)。
この日、パドックにはフェリペ・ジュニア以外にも、ブラジル代表のユニホームを着たブラジル人F1関係者が何人かいた。しかし、フェリペ・ジュニアが着ていたカナリア・イエローのTシャツは、ほかのブラジル人が着ていたものとは違った。フェリペ・ジュニアの胸と背中には、大きく「200」とプリントされてあった。
(尾張正博/F1速報)