キミ・ライコネンは、3日、フェラーリとの契約が切れる2015年末でF1から引退する意向であることを認めた。
2001年にザウバーからF1にデビューし、2007年にはフェラーリでタイトルを獲得したライコネンは、2010年から2年間WRCで活動した後に2012年にロータスと契約し、F1に復帰した。ロータスで2年を過ごした後、今年、ライコネンはフェリペ・マッサに代わる形でフェラーリに復帰した。
フェラーリの今季マシンに苦労するライコネンは、今のところ思うような成績を残せておらず、第8戦終了時点での獲得ポイントはわずか19点、ランキング12位にとどまっている。チームメイトのフェルナンド・アロンソは、79ポイントを獲得しランキング4位に位置している。
イギリスGPを前にシルバーストンにおいて、F1であとどれぐらい走りたいと思っているかと聞かれたライコネンは、フェラーリとの契約が終了する2015年末でF1を去るつもりだと答えた。
「今の契約が終わるまでだ。そしたらたぶんやめると思う。今はそうなると思っている」とライコネンは述べている。
ライコネンは以前からF1と同時にラリーなど他のカテゴリーにも出場することを望んできたが、チームからそれがなかなか許されなかったと語った。
「僕はたくさんのことを試してきた。そうしたって何の害もないと思う。F1活動には一切影響しない」
「逆に役立つと思う。他のことをすることで何かしら学べることがあるからね」
「(でも)チームはドライバーがケガをすることを恐れている。以前フェラーリにいた時には、ラリーをすることが許されなかった」
「僕らがいろいろな活動をすれば、自分たちだけでなくファンも楽しめると思うんだが」
しかしもし、他のカテゴリーとの掛け持ちを許されたとしても、F1を続けたいとは思わないとライコネンは述べた。
「それはない。今の時点では、何か他のことができるとしても、それがF1での僕の将来に影響することはないと思う」
ライコネンは現在34歳、来年のシーズンが終わる時には36歳になる。