小林可夢偉は、ケータハムF1は新オーナーを迎えたことで財政的に安定し、マシン開発を押し進められるようになると考えている。
2日、トニー・フェルナンデスがケータハムF1チームをスイスと中東の投資家コンソーシアムに売却したことが発表された。
新チームプリンシパルのクリスチャン・アルバースは、「今の目標は2014年F1選手権で10位を獲得することだ」と明言し、「このチームの将来のために真剣に取り組んでいく。発展し成長し、可能なことすべを成し遂げるために必要なリソースを確実に用意する」と述べている。
今年のケータハムのマシンにはライバルたちと戦える力がなく、第8戦終了時点でランキング最下位の11位に位置している。
可夢偉は、オーナーシップの変更によりチームの経済状態が向上し、マシン開発が進むことを期待している。
「レースを続けられることを本当にありがたく思っています。僕らはチャンピオンシップ上のポジションを取り戻す必要があります。当然それが目標です」と可夢偉はイギリスGPを前にした木曜、シルバーストンのパドックでメディアに対してコメントした。
「集中して仕事に取り組まなければなりません。この数カ月、僕らは財政的に困難な状態でしたが、これから多少予算が増えるようなので、何ができるか見ていきましょう」
「やれる限りのことをする必要があります。新しいボスは今年プッシュしていくことを望んでいます。皆に対してそういうはっきりとしたメッセージが送られています」
「彼はかなり挑戦的ですが、僕らはそれをやる必要があると思います」
「予算が増えるので、アップデートを増やすことができると考えています。今が本当にプッシュしていくべき時なのです」
「僕らには失うものはありません。チームが一丸となって集中し、選手権上のポジションを取り戻すために努力する必要があります」