全日本選手権スーパーフォーミュラに参戦するTeam KYGNUS SUNOCO LeMansと日本レースプロモーションは3日、7月12日~13日に富士スピードウェイで開催されるスーパーフォーミュラ第3戦で、ロイック・デュバルが欠場すると発表した。
デュバルは今季、WEC世界耐久選手権にアウディスポーツから1号車アウディR18 e-トロン・クワトロで参戦する一方、スーパーフォーミュラにもTeam KYGNUS SUNOCO LeMansから参戦。新シャシー、新エンジンで臨んだ開幕戦鈴鹿では見事な大逆転劇で優勝を飾っていた。
しかし、WEC第3戦ル・マン24時間の走行初日となる6月11日のフリープラクティスで、ポルシェコーナー後半に差しかかったデュバル駆る1号車アウディは、ハイスピードでコンクリートウォールにヒット。キャッチフェンスに激突した後着地した1号車は、リヤエンドを中心にバラバラの状態となった。
ドライブしていたデュバルは幸いにも2カ所の擦り傷で済み、ル・マン市内の病院に搬送された後自宅に戻り静養。治療により順調に回復し、7月2日にはインゴルシュタットで行われたアウディのイベントにも優勝した2号車のドライバーたちとともに元気な姿をみせていたが、事故直後の大会ということもありFIA、およびフランスの自動車連盟にあたるFFSAから乗車許可が下りず、スーパーフォーミュラ第3戦富士は欠場することになった。
Team KYGNUS SUNOCO LeMansでは、デュバルの代役として、スーパーGT500クラスで活躍するアンドレア・カルダレッリを起用することになった。カルダレッリは昨年もWEC参戦のため欠場したデュバルに代わって8号車のステアリングを握っている。