7月26日~27日に決勝レースが行われるブランパン耐久シリーズ第4戦スパ24時間に向けて2日、スパ-フランコルシャンで42台が参加しテストデーが行われ、マーク・シュルツイスキー/ミゲール・フェイスカ/千代勝正/柳田真孝組35号車ニッサンGT-RニスモGT3が総合5番手、クラス2番手につけた。
ヨーロッパで長き伝統を誇るスパ24時間は、近年ブランパン耐久シリーズの一戦として開催されており、今月末の決勝レースに先立ち3日、テストデーが行われた。本番のレースには60台ものGT3カーがエントリーしているが、今回のテストにはそのうち42台が参加した。
二度のスーパーGT500クラスチャンピオンであり、スパ24時間にニッサンGTアカデミー・チームRJNから参戦することになった柳田真孝は、現時点で35号車、80号車のどちらでレースを戦うかは決まっていないものの、今回のテストでは35号車をドライブ。千代、フェイスカ、シュルツイスキーとともにニッサンGT-RニスモGT3をドライブした。
2日のテストデーでトップタイムをマークしたのは、ヘンリー・ハシッド/ニッキー・キャツバーグ/ピエール・ティリエ組TDSレーシングの12号車BMW Z4 GT3。2番手にはAFコルセの49号車フェラーリ458イタリアが続き、プロ-アマクラス、ジェントルマントロフィーのマシンがトップ、2番手を占めた。
3~4番手にはHTPモータースポーツのメルセデスベンツSLS AMG GT3が2台続き、総合5番手、クラス2番手に35号車ニッサンGT-RニスモGT3がつけることに。スパ24時間本番に向けて上々の手応えを得てテストデーを終えることとなった。
今回のスパ24時間には、ブランパン耐久シリーズに今季からフル参戦、連勝を飾っているMスポーツ・ベントレーに加え、ベルジャンアウディクラブ・チームWRTが2クラス4台体制で参戦。WRTはル・マン24時間のR18 e-トロン・クワトロ、ニュルブルクリンク24時間でフェニックス・レーシングが走らせたR8 LMSウルトラと同様のカラーリングの車両も含み、24時間レース3冠を目指す。WRTの2号車には、マルセル・ファスラー/アンドレ・ロッテラー/ブノワ・トレルイエのル・マン優勝組が乗り込む。
また、ブランパン耐久のレギュラー組に加え、ニュル24時間やADAC GTマスターズで戦うブラックファルコンやマンタイ等のドイツの強豪チームが多数エントリーしている。今年のスパ24時間も要注目の一戦となりそうだ。