スーパーGT、スーパーフォーミュラで活躍する中嶋一貴、中嶋大祐。ふたりは日本人初のフルタイムF1ドライバーである中嶋悟NAKAJIMA RACING総監督の息子であり、兄弟でレーシングドライバーとしてしのぎを削る間柄だが、そんなふたりが8月1日、地元の愛知県岡崎市で、レーシングカーでデモランを行うことになった。
ふたりは父である中嶋総監督と同様、愛知県岡崎市出身。昨年からふたり、そして大祐が所属するNAKAJIMA RACINGでは岡崎市と岡崎市のゆるキャラ“オカザえもん”とコラボしさまざまなイベントを行っているが、2月に岡崎公園内岡崎城二の丸能楽堂で開催された『オカザえもん十番勝負』にふたりが出演。その際に「岡崎の公道で一度デモランがしたい」と地元でのデモランイベントの開催を希望していた。
そんなふたりの希望、そして岡崎のモータースポーツファンの思いが、8月に実現することになった。地元自治体および地元警察署の全面的な協力の下、7月30日~8月3日に開催される『岡崎城下家康公夏まつり』の中の交通安全啓発パレードの一環として、8月1日にデモランが行われることになったのだ。
デモランでは、一貴が2008年にスーパーGT500クラスに参戦していたPETRONAS TOM'S SC430をドライブし、大祐が昨年までスーパーフォーミュラに参戦していたSF13・ホンダをドライブする。デモランコースは、岡崎市の中心部にあたる伝馬通と呼ばれる公道を500メートル封鎖したコースとなる。
また、当日はふたりがそれぞれ参戦するレースのPRとして、WEC世界耐久選手権で昨年まで一貴がドライブしていたトヨタTS030ハイブリッド、大祐がスーパーGTでドライブするEpson NSX CONCEPT-GTが展示される予定だ。
「自分たちの出身地である岡崎市でのデモ走行開催が決まり、とても光栄に思っています。交通安全啓発パレードということで当日は安全を最優先した走行内容となりますが、少しでも多くの方にレーシングカーの迫力を感じて頂き、夏まつりの盛り上げに貢献出来るようにしたいです」と大祐はデモラン決定の喜びを語っている。
愛知県内の公道をレーシングカーが走行するのは、過去に例がないことだという。歴史ある岡崎の街とレーシングカーがどんなマッチングをみせるのか、楽しみなところだ。
岡崎城下家康公夏まつり
デモ走行当日の主なスケジュール(中嶋兄弟出演部分のみ抜粋)
8月1日(金)
16時30分~17時00分:交通安全啓発パレード第二部 レーシングカーデモ走行
※進行によって時間が前後する可能性あり。
17時00分~17時20分:中嶋兄弟×オカザえもんトークライブ(予定)
17時20分~:キティちゃん籠田公園ステージに登場! オカザえもん&レーシングドライバー中嶋兄弟とHUG