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トゥルーリ、スーパーノバにチーム運営を委託/フォーミュラE

2014年07月03日 03:00  AUTOSPORT web

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元F1ドライバーのヤルノ・トゥルーリは、フォーミュラEに参戦するトゥルーリ・フォーミュラE・チームの運営をイギリスのレーシングコンストラクター、スーパーノバに委託することを明らかにした。

 先月18日に、ドライソン・レーシングのエントリーを引き継ぐかたちでフォーミュラEへの参戦を果たしたトゥルーリは、2台のスパーク・ルノーSRT_01Eを走らせるために、国際選手権でも実績のあるスーパーノバ・レーシングと契約したことを発表した。

「我々は、スーパーノバの(チームボス)デイビッドおよびジョン・シアーズと合意に達した。チームのことは非常に高く評価しているので、とてもうれしく思っているよ」とトゥルーリ。
「彼らは、高度な経験を備えた非常に真面目な人々だ。したがって、これ以上のパートナーを見つけることはできなかっただろう」

 デイビッド・シアーズは、トゥルーリGPとの提携について、次のようにコメントしている。
「我々は最初からフォーミュラEに関与したかった。だから非常に喜んでいるし、興奮しているよ」
「チームを商業的に運営することは驚くほど難しいんだ。なので今回の提携は、スポンサーの破産によってGP2からの撤退を余儀なくされた時以来、まさに我々が必要としていたものなんだ」

 英ノーフォークに拠点を置くスーパーノバは、1990年から2000年の初めにかけて国際F3000で4度のチャンピオンを獲得。1995年のビンチェンツォ・ソスピリを皮切りに、97年のリカルド・ゾンタ、98年はファン-パブロ・モントーヤ、2002年にはセバスチャン・ブルデーをチャンピオンの座に押し上げた。また、ソスピリのチームメイトとしてタキ井上こと井上隆智穂も起用しているほか、A1グランプリ(ドイツチーム)では現フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグも在籍した。最近では、2012年と13年にAUTO GPのドライバーズタイトルを獲得している。

 チームは今年、オーナードライバーのトゥルーリと、先週末のAUTO GP(イモラ)で初優勝を飾ったスーパーノバ所属のミケーラ・セルッティを起用。彼らは、同じかたちでインドのマヒンドラ・レーシングを走らせるカーリンら他の9チームとともに、フォーミュラE初年度のタイトルを目指すことになる。