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e.ダムス・ルノーはブエミ&プロストを起用。トゥルーリの相棒は女性に/フォーミュラE

2014年07月01日 04:10  AUTOSPORT web

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4度のF1チャンピオン、アラン・プロストが共同創設者に名を連ねる「e.ダムス」は30日、元F1ドライバーのセバスチャン・ブエミとプロストの息子ニコラス・プロストをフォーミュラEのレースドライバーに起用すると発表した。

 この日、e.ダムスのドライバーラインナップは、ルノーがチームのタイトルスポンサーに就任するという発表とともにアナウンス。これにより、チームは「e.ダムス・ルノー・フォーミュラE・チーム」として最初のシーズンを戦うことになった。

 2011年までトロロッソのドライバーとしてF1に参戦していたブエミは、今シーズンもレッドブルのテスト兼リザーブドライバーを務めているほか、WEC(FIA世界耐久選手権)に参戦するトヨタ・レーシングのドライバーとしても活躍。先日のル・マン24時間では、トヨタTS040ハイブリッド(8号車)をドライブし、3位表彰台を獲得した。

 また、チームメイトのプロストも、ロータスF1チームのリザーブ兼開発ドライバーを務める傍ら、レベリオン・レーシングのドライバーとしてWECに参戦。フォーミュラEでは、父親であるアランのもとで新たなレーシングキャリアを積むことになった。

 チームの共同創設者であるジャン-ポール・ドリオットは、次のように語っている。
「我々は、このエキサイティングな新しいチャレンジのために、ふたりの非常に優れたドライバーを獲得した」
「セバスチャン・ブエミは、一般の人々やモーターレーシングのファンにとても人気があるだけでなく、彼の評判およびスピードをもたらしてくれるだろう」

 ブエミは、ヤルノ・トゥルーリ、ニック・ハイドフェルド、ブルーノ・セナ、ハイミ・アルグエルスアリ、ルーカス・ディ・グラッシ、カルン・チャンドック、フランク・モンタニーおよびステファン・サラザンに続く9人目のF1経験者としてフォーミュラEに参戦することになる。

 この日は、イギリス・ロンドンのラウンドハウスでフォーミュラEのラウンチイベントが盛大に開催され、デイモン・ヒルやエマーソン・フィッティパルディ、サー・フランク・ウイリアムズなどを含む500名以上の関係者が出席。チームカラーをまとったフォーミュラEカーもビッグ・ベンを背景にウェストミンスター・ブリッジを駆け抜けた。

 さらに、トゥルーリがオーナーを務めるトゥルーリGPも、シリーズふたり目の女性ドライバーとして、AUTO GPウイナーのイタリア人ドライバー、ミケーラ・セルッティの起用を発表。他にも、シリーズの公式車両サプライヤーとしてBMWが就くことも発表されている。