ユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)は29日、第7戦ワトキンスグレンの決勝レースが行われ、スピリット・オブ・デイトナのリチャード・ウエストブロック/マイケル・ヴァリアンテ組90号車コルベットDPが総合優勝を飾っている。
久しぶりの4クラス揃ってのレースとなったワトキンスグレン戦。28日の予選では、OAKレーシングの42号車モーガン・ニッサンを駆るアレックス・ブランドルがポールポジションを獲得した。
ただ、迎えた6時間の決勝レースでは、アクション・エクスプレス・レーシングの5号車コルベットDPがオープニングラップで首位を奪取。90号車コルベットDPと42号車モーガンもバトルを繰り広げていく。そんな中、42号車が90号車に追突する形で僅かに接触する場面もあったが、双方ともダメージは少なく、ペナルティも下されずにレースは続行されていった。
レース終盤は42号車モーガンと90号車コルベットDPが首位を交換し合うような形に。残り50分を切ったところで90号車が給油とタイヤ交換へと向かい、42号車がレースリーダーとなる。ただ、残り20分を切ったところでフルコースコーションとなり、42号車の築いたマージンは消滅。12分を残してレース再開となったが、42号車が周回遅れのマシンにやや前を塞がれる形となったところで、90号車コルベットDPが先行する。
直後に再びフルコースコーションとなり、リスタートで42号車が首位を窺うも、リードチェンジはならず。最後まで90号車が逃げ切る形で優勝を飾った。2位にはコンマ8秒差で42号車、さらにコンマ7秒差で5号車コルベットDPが続いている。
オレカFLM09で争われるPCクラスでは、落ち着いたレース運びを見せたCOREオートスポーツの54号車が、全体でも6位につけてクラス優勝。今季4勝目を挙げた。
GTLMクラスでは、レース終盤に3号車シボレー・コルベットC7.Rと、今回から新たなカラーリングが施された91号車ダッジ・バイパーSRT GTS-Rが激しくバトル。最終的には3号車がクラス優勝を飾っている。また、GTDクラスでは、ターナー・モータースポーツの94号車BMW Z4がレースを制している。