DTMドイツツーリングカー選手権は29日、ノリスリンクで決勝レースが行われ、ロバート・ウィケンス(DTMメルセデスAMG Cクーペ)がポール・トゥ・ウイン。アウディ勢が2~3位に続いた。
前日とは異なり、雨となったノリスリンク。そのためレースはセーフティカースタートとなったが、序盤から2番手スタートのポール・ディ・レスタ(DTMメルセデスAMG Cクーペ)が3番手スタートのジェイミー・グリーン(アウディRS5 DTM)と接触、スピンを喫するなど波乱の展開に。序盤はウィケンス、グリーンに続き、ゲイリー・パフェット、パスカル・ウェーレイン、クリスチャン・ビエトリスというメルセデス勢が続いていく。
コース各所で接触やオーバーテイクが展開されていく中、ピットインを経てもウィケンスはしっかりとグリーン以下とのギャップをコントロール。路面が乾いてきてもそのペースは衰えず、そのままポール・トゥ・ウインを飾った。2位はグリーン、3位はマティアス・エクストローム(アウディRS5 DTM)という結果となった。
「大喜びだよ! 僕は完全に僕自身のペースでドライブに集中してリードを広げることができたんだ。今季今まではいろんなことがあったシーズンだったけど、だからこそ僕にとっても、チームにとってもこの勝利は美しいものだ」とウィケンス。
BMW勢は、マルコ・ウィットマンの7位が最上位に。DTMは4戦を終えてウィットマンが58ポイントでランキング首位、エドアルド・モルタラ(アウディRS5 DTM)が2位、エクストロームが3位となっている。