マクラーレン・オートモーティブは27日、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードの会場内で、新世代のGT3カーである『マクラーレン650S GT3』を公開した。
F1のマクラーレンの関連企業であるマクラーレン・オートモーティブは、2011年にリリースしたスーパースポーツ、MP4-12Cをベースとして世界中にマーケットがあるGT3カーカテゴリーに車両販売を開始。マクラーレンMP4-12C GT3は多くのユーザーに使用されている。
そんなMP4-12Cの後継車として、2014年のジュネーブショーで公開されたのが650S。MP4-12Cは650Sの登場に従い市販車としての販売も終了する予定とされているが、GT3カーでも同様に、2015年のデビューに向け『マクラーレン650S GT3』がリリースされることになった。
この650S GT3は、市販車同様“道の上でのドライバーとの究極の融合”を目指し、MP4-12Cからさまざまな箇所を改良。また、空力でもCFDテクノロジーを駆使し、大型化したエアインテークやスプリッターなどが改良されている。
また、ドライバーの安全性も大きく向上されているほか、耐久レースなどを見据えドライバーのクーリングやメーター等の視認性も向上。MP4-12C GT3から多くの改良を受け、33万ポンド(約5700万円)というプライスになっている。
このマクラーレン650S GT3は2015年に限定的に登場。その後各シリーズのユーザーへのリリースが始まっていくという。また、既存のMP4-12C GT3のオーナー向けに、650S GT3へのアップデートキットも販売されるとのことだ。