フォーミュラEに参戦するベンチュリ・グランプリは26日、元F1ドライバーのニック・ハイドフェルドとステファン・サラザンを新シーズンのドライバーとして起用することを発表した。
元F1ドライバーのハイドフェルドは、すでに今月始めにドニントンで行われたフォーミュラEのシェイクダウンテストに同チームから参加、新車スパーク・ルノーSRT_01Eでの走りを経験している。
彼は現在、レベリオン・レーシングの一員としてFIA世界耐久選手権(WEC)に参戦しているが、今年9月に開幕するフォーミュラEのドライバーとして、2011年のF1(ロータス・ルノーGP)以来となるシングルシーター復帰を果たすことになった。
そのハイドフェルドのチームメイトとなるのは、同じくWECでトヨタ・レーシングのドライバーを務めるステファン・サラザンだ。現在38歳のサラザンは、1999年にミナルディから1戦だけF1に出走した経験を持っているが、それ以外にもWRC(世界ラリー選手権)やWECなど、そのキャリアは多才。今年のル・マン24時間では、中嶋一貴のチームメイトとしても活躍した。
ふたりの起用を発表したベンチュリ・グランプリは、ハリウッドスターのレオナルド・ディカプリオが共同オーナーを務めることでも知られている。