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ライコネンがフェラーリに苛立ち「これでは戦えない」

2014年06月25日 16:50  AUTOSPORT web

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2014年オーストリアGP キミ・ライコネン(フェラーリ)
キミ・ライコネンは、オーストリアGPで10位に終わった後、フェラーリのマシンに序盤から問題が起き、プッシュできなかったことに苛立ちを示した。

 レッドブルリンクのコース特性から、エンジンのパフォーマンスで劣るフェラーリはメルセデスのパワーユニットを搭載するマシンと戦うことができなかった。ライコネンは苦戦し、予選8位、決勝10位にとどまった。

「わずか2周でブレーキに問題が発生した」とライコネンはマシンの不調も抱えていたことを明かした。

「ブレーキを冷やせと言われたけれど、僕は周囲のドライバーたちと戦おうとしていた。なのに2周でブレーキの問題が出て、ペースを落とすよう指示された。本当に厳しい状況だった」

「こういうことが起こるべきではない。僕らはそれは承知しているし、問題を解決する必要がある。レースをスタートしてわずか2周後にトラブルが出てペースを落とすなんてことはあってはならない」

「十分な速さがなくて多くのポイントを逃がした。もっと上位に行くために努力を続けなければならない」

 ライコネンはレース中盤、無線でペースを上げるよう言われ、「じゃあもっとパワーをくれ」と答えていた。彼はまた、最初のピットストップのタイミングが遅かったとして、それに関してもレース後に不満を述べている。


 2014年シーズンスタート時と比べてフェラーリはどの程度進歩したかとの質問に対し、ライコネンは「ほとんど同じ位置にいると思う」と答えた。

「(でも)どのチームに関しても、コースレイアウトとの相性が大きく影響する。(オーストリアは)長いストレートがあるために、メルセデスのパワーユニットを搭載するクルマが力を発揮したのだと思う。ただ僕らもいろいろな面で改善しているのは確かだ。開幕戦と比べるとマシンはかなりまとまってきた」

「でもエンジンや空力面を大きく向上させて、メルセデス勢に並ぶところまで持っていく必要がある」