NASCARスプリントカップ・シリーズは22日、ソノマ・レースウェイ(1.99マイル)で第16戦が行われ、今季初のロードコース戦をカール・エドワーズ(フォード・フュージョン)が制した。
110周の決勝レースでは、4番手からスタートしたエドワーズ。終盤86周目のリスタートでマルコス・アンブローズ(フォード・フュージョン)をパスして首位に浮上すると、ジェフ・ゴードン(シボレーSS)の追い上げも退けてトップでチェッカー。今季2勝目を挙げるとともに、ロードコース戦での初勝利を獲得した。
「文字通り僕はこのスポーツが大好きだ。ジェフ・ゴードンの存在を見て、彼がどのようにマシンを駆るかを見て育ってきたんだ。だから、彼を抑えることができたというのは非常に大きな意味を持っているんだ」と優勝の喜びを語ったエドワーズ。
2位にはわずかコンマ5秒差でゴードンが入り、3位はデイル・アーンハートJrに。トヨタ・カムリ勢は、速さを見せる場面もあったものの、レースでは接触などにより後退。トヨタ勢の最上位はクリント・ボウヤーの10位となった。
なお、21日にロードアメリカで開催されたネイションワイド・シリーズ第14戦は、雨がらみの展開に。NASCARでは通常、降雨の際は走行を行わないが、ネイションワイドのロードコース戦のみは溝付きタイヤ&ワイパーでのウエット走行が可能にとなっており、このレースではレース半ばというところでレインタイヤへの交換がアナウンスされることに。5年ぶりに実施されることになったウエットコンディションでのレースを、ブレンダン・ゴーアン(シボレー・カマロ)が制している。