F1は、2015年からセーフティカー明けの再スタートをグリッドからのスタンディングスタートに切り替える方針のようだ。
F1のショーアップに関するチーム間の議論に続き、ここ数週間はひとつのアイデアとしてセーフティカー出動によるレース中断後の再開方法について、見直しの弾みがついている。
現行の再スタートは、レースリーダーがペースをコントロールするローリングスタート方式が採られているが、これについては十分な興奮が与えられていないとの意見があるという。
情報筋によれば、今週ロンドンのビギン・ヒルで開かれたF1コミッションの会合で、2015年は現行のフォーマットを廃止し、セーフティカー後のグリッドスタートに変更する案が承認されたことが明らかになったという。
このアイデアは、一旦周回遅れにされたマシンが同一周回に戻ることを許された後、セーフティカーラン終了後にグリッドに整列。最初のスタート時と同じようにスタンディングスタートでレースを再開することになる。
この再スタート方法は、より多くのドラマを生み、ポジション変動のチャンスも期待できるということだ。
スタンディングスタートへの変更は、今週ミュンヘンで開かれるFIAの世界モータースポーツ協議会で批准される必要があるが、すでにF1コミッションの支持を得ているため、手続きは形式的なものになるという。