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メルセデス、ウイリアムズの保守的な戦略は織り込み済みだった

2014年06月24日 23:10  AUTOSPORT web

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メルセデスのトト・ウォルフは、オーストリアGPでウイリアムズが保守的な戦略を採用することは予想できていたと明かした。

 ウイリアムズは、オーストリアGPの予選でフェリペ・マッサが6シーズンぶりとなるポールポジションを獲得、バルテッリ・ボッタスもキャリアベストを更新する2番手につけ、チームとして11年ぶりのフロントロウ独占を果たした。
 ふたりは、決勝レースでもFW36のストレートスピードを武器に、メルセデス2台を相手に互角の走りを披露。優勝の可能性も見えていた。

 だがウイリアムズは、早めのピット戦略をとるメルセデスの動きに素早い反応を見せず、2度目のピットストップで3、4番手に後退。レース終盤は優勝争いからも脱落した。

 だが、メルセデスのウォルフは、ウイリアムズが大量ポイントを確実にするために、保守的な戦略をとることをチームが予想していたと語った。

「実のところ、我々はだいたいそれを予想していた。彼らはモントリオールで数ポイントを獲得する可能性があったが、フェリペはクラッシュし、バルテッリも終盤はうまく走れていなかった。おそらくピットストップに率先的ではないことは分かっていたんだ」

 それでもウォルフは、ウイリアムズFW36がレッドブルリンクで見せたスピードを称賛。レース序盤のペースは非常に印象的だったと述べた。

 オーストリアGPの3位と4位で合計27ポイントを獲得したウイリアムズは、コンストラクターズ選手権でマクラーレンを逆転し5位に浮上。4位フォース・インディアに2ポイント差、3位フェラーリにも13ポイント差まで迫っている。