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レッドブル、パワーユニットの独自開発の噂を一蹴

2014年06月24日 23:10  AUTOSPORT web

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レッドブル・レーシングは、ルノーのパワーユニットが今後も改善されなければ、2016年以降の契約打ち切りを示唆したものの、自社でパワーユニットを開発・製造するとの噂は完全に否定した。

 先週末のF1オーストリアGPはレッドブルのホームレースだったにもかかわらず、セバスチャン・ベッテルがレース早々にパワーユニットのトラブルに見舞われるなど、期待にはほど遠い結果に終わった。そのため、チームを率いるクリスチャン・ホーナーは、ルノー製パワーユニットのパフォーマンスおよび信頼性を「受け入れがたい」と言い、不満を露わにした。

 そうしたことから、将来レッドブルが自分たちでパワーユニットを開発・製造し、現在のタイトルスポンサーであるインフィニティのバッヂネームでマシンを走らせるとの噂に拍車がかかった。

 しかしホーナーは、そのような独自開発による“インフィニティ・エンジン”の噂を軽視している。
「我々はエンジンメーカーになりたいという願望は持ち合わせていない」とホーナー。
「しかし、強力なパートナーと働きたい」
「我々はコンペティティブでありたいし、上位を走りたい。そのためにもルノーはメルセデスとのギャップを縮めるために前進する必要がある」

「まずは、ルノーのプランがどういうものかを見定める必要がある。レッドブルのようなチームが選択に困ることはことはないが、我々としては長期的な競争力を確実なものにしたい」
「我々自身がエンジンを設計・製造することは、今のところプランにはないことは明らかだ」

 さらに、レッドブルのオーナーであるディートリッヒ・マテシッツも、エンジンプログラムの噂を一蹴している。
「このストーリーは、否定する価値さえない」

 マテシッツは、ルノーの改善を要求したホーナーの意見も支持している。

「我々が抱える問題は、明らかに私たちの責任と影響の範囲内ではない」
「我々は過去4シーズンでルノーとダブルタイトルを勝ち取った。我々は忠実でなければならないが、状況は深刻だ」