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金曜タイムテーブルの変更案、観客動員への影響懸念で却下

2014年06月24日 22:50  AUTOSPORT web

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コスト削減のため、2015年は金曜フリー走行を2回から1回に減らす新たなタイムテーブルが検討されていたが、これはレースプロモーターの反対によって却下されたことが分かった。

 先週19日、イギリスのロンドン近郊で2015年に向けたコスト削減案を話し合うF1コミッションの会合が開かれ、複数の案に対してメンバーによる投票が行われた。

 そのなかで、チームの移動および宿泊費を削減する一環として、金曜日に2回行われている90分のセッションを、午後の1回のみに変更するというアイデアが話し合われた。これは、初日のセッションを午後の1回だけにすることで、チームが現地入りするのを1日遅らせることができ、それが特に宿泊費の削減につながると考えられていた。

 だが、このアイデアはレースプロモーターから観客動員に影響を及ぼすとして必要な支持を得られなかったという。当初、この案を推進していたビッグチームは、開催時間が遅くなることで、地元ファンは仕事や学校をまる一日休むことなくセッションを見に来ることができるとして、レースプロモーターの同意も得やすいだろうと考えていた。

 さらに、タイヤブランケットを禁止する案も安全性の懸念から却下された。これについては、タイヤウォーマーにピレリがブランディング(ロゴの掲載)をすることでチームのコストを相殺するかたちがとられるという。

 一方、テストに関する変更は承認された。インシーズンテストは2回となり、今季バーレーンでも実施されたプレシーズンテストは3回すべてがヨーロッパで開催されるという。

 これらの変更は、今週ミュンヘンで開かれるFIAの世界モータースポーツ評議会で承認を受ける必要がある。