4月24日、今季のパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムのパートナーシップスポンサー就任を発表した北米ホンダ。そして同時に、2輪・4輪部門合わせて7台のマシンをサポートするとアナウンスした。
昨年に引き続き、2度目の本格的なスポンサードとなる北米ホンダ。2011年にもフィットで参戦した経験はあるが、翌12年大会からその規模を一気に拡大。さらに13年には、インディカー・シリーズのシュミット・ピーターソン・モータースポーツで活躍するサイモン・ペジナウを招聘し、3.5リッターV6ターボエンジンに換装された北米版“オデッセイ”でヒルクライムに挑むなど、話題を振りまいた。
そんなホンダの14年ラインアップも、タイムアタック・クラスの「ホンダ・S3700」や、EVクラスの「ホンダ・フィットEV」など、興味をそそる名前が並ぶが、やはり最大の注目はパイクスピーク・オープン・クラスにエントリーしている「Acura NSX [1st gen. NSX]」だろう。
12年に製作された同マシンは、初代NSXのアルミモノコックを踏襲してはいるものの、実態は95年にル・マン24時間のGT1クラスにエントリーした「NSX GT1」がベース。ワイドボディキットを装備した外観は当時を思わせる姿だが、その心臓部にはホンダ・パフォーマンス・デベロップメント(HPD)が開発した最新のLMP2用エンジン「HR28TT」、2.8リッターV6直噴ツインターボが搭載された、モンスターマシンに仕上がっている。
また、オリジナルマシンで参戦するロマン・デュマのK20型直列4気筒“ターボ”にも、今季から初めてホンダの公式なサポートが加わるという。
<ホンダ 2014パイクスピーク・エントリー>
クラス マシン ドライバー/ライダー
アンリミテッド ノルマM20 RD Limited ロマン・デュマ
パイクスピーク・オープン アキュラNSX(1st Gen.) ジェームス・ロビンソン
タイムアタック ホンダS3700 セイジ・マリー
エキシビジョン フィット [B-spec] コリー・タグチ
EV フィット EV ロイ・リチャーズ
モーターサイクル/ミドルウェイト CRB600RR ザック・ジェイコブス
ATV/450ATV TRX450 キース・スティードル