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メカアップデート:フェラーリのエンジンカウル

2014年06月24日 10:40  AUTOSPORT web

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フェラーリがオーストリアで実戦投入したエンジンカウル。戦闘力向上に寄与したのか?
オーストリアGPで5位を獲得したフェラーリ。フェルナンド・アロンソは予選後(4位)、「この結果はいくつかの幸運があったからで、実力だとは思っていない」と語った。確かにチームメイトのキミ・ライコネンは8番手といまだに苦労しているから、フェラーリのマシンのパフォーマンスが改善されたかどうかを見極めるのは、もう少し先となるだろう。

 しかし今回、フェラーリがレッドブルリンクに新しい空力パッケージを持ってきたことも事実だ。それはエンジンカウル。これまでよりもタイトになり、リヤウイングのピラー(支柱)も2本から1本に変更された。

 実はこのパッケージはカナダGPの金曜日に試されていたが、路面温度が40℃以上になってしまったため、フェラーリは土曜日以降、使用しなかった。そのため今回が初の実戦投入である。またそれにあわせて、リヤタイヤの内側に装着されている小さなフィンの形状が変わり、枚数も増えている。
(尾張正博/F1速報)