23日(現地時間)、ミハエル・シューマッハーのマネージメントは、元F1チャンピオンの医療記録とされる文書が何者かによって盗まれ、売りに出されることを強く懸念するとの声明を発表した。
昨年末のスキー事故で頭部に重傷を負ったシューマッハーは、この半年間、昏睡状態のままフランスの病院に入院していたが、今月16日にようやく昏睡状態から脱したことが公式に発表され、現在は長いリハビリに向けてスイスの病院に転院したことが明らかになっている。
しかし、月曜日にシューマッハーのマネージメントが発行した声明には、シューマッハーのものとされる医療記録が売りに出されたと記されており、すでに当局が問題の調査にあたっているという。
彼らは、それを購入、もしくは出版物等で公共の目にさらそうとする者には、いかなる訴訟も辞さないと警告している。
声明には次のように記されている。
「この数日の間、盗まれた文書とデータが売りに出された。提供者は、それがミハエル・シューマッハーの医療ファイルであると主張している」
「我々は、これらの文書が本物かどうかを判断することができない。しかしながら、文書は明らかに盗まれている」
「窃盗として報告されており、当局が深く関与している」
「我々は、そのような文書およびデータの購入、出版の両方が禁じられていることをはっきりと忠告する」
「任意の医療ファイルの内容は、完全にプライベートな機密情報であり、決して公にされてはならない」
「したがって、我々は、いかなる場合においても、医療ファイルへの言及または内容の公表については、刑事告発と損害賠償を行う」