第42回ニュルブルクリンク24時間耐久レースは現地時間の21日16時、長い決勝レースのスタートが切られた。序盤から多くのクラッシュも相次ぐ中、上位陣はルーティンストップのたびに順位を入れ替えるような激しい展開となっている。
今年で第42回目を迎えるニュルブルクリンク24時間。決勝スタートが近づく午後になると晴れ間も出はじめ、少し雲はあるものの晴天の下でレーススタートを迎えた。このニュルブルクリンク24時間では、レーススタートはスピード差を考慮して3グループに分けられ、間隔をおいてスタートしていった。
序盤から逃げを打ったのは、ポールポジションからスタートしたドール・モータースポーツの66号車マクラーレンMP4-12C GT3。一方で、日本勢には波乱も。80号車ニッサンGT-RニスモGT3は、熾烈な上位争いの中で接触があったかピットへ。また、GAZOO Racingの53号車レクサスLFA CodeXもピットへ戻っている。
一方、レースはさらに波乱が。優勝を争う存在と思われたフェニックス・レーシングのアウディ3号車がクラッシュし大破。リタイアを喫してしまう。また、ブラック・ファルコンの31号車メルセデスベンツSLS AMGもクラッシュを喫するなど、クラスを問わずコース各所で序盤からクラッシュが相次いだ。
現在レースは3時間を過ぎ、ピットインごとに順位が入れ替わるような展開となっているが、66号車マクラーレン、フェニックス・レーシングの4号車アウディ、ブラック・ファルコンの14号車メルセデスベンツSLS AMG GT3、マルクVDSの26号車BMW Z4 GT3らが上位を争っている。
日本勢では、山内一典が乗り込む24号車GT-Rは16番手付近を走行中。30号車ニッサンGT-RニスモGT3が20番手付近を走行。80号車は25番手付近だ。一方、“モリゾウ”こと豊田章男トヨタ自動車社長が乗り込む48号車レクサスLFAはSP8クラス首位、53号車レクサスLFA CodeXは序盤の遅れを取り戻すべく走行、現在クラス2番手だ。118号車スバルWRX STIはクラス3番手で、アウディTT RS勢と競り合っている。