イギリスのベントレーは、2015年にドイツのニュルブルクリンクで開催される第43回ニュルブルクリンク24時間耐久レースに、コンチネンタルGT3で参戦すると発表した。
ベントレーは2012年、コンチネンタルGTをベースにFIA-GT3規定のレーシングカーを製作すると発表。13年はテスト参戦を行い、2014年から本格的にヨーロッパで開催されているブランパン耐久シリーズに参戦し、5月の第2戦シルバーストンでは初優勝を飾った。
そんなベントレーの次なるターゲットとして、ニュルブルクリンク24時間が選ばれることになった。ニュル24時間は近年GT3カーがトップカテゴリーとなっており、BMWやアウディ、アストンマーチン、ニッサンがほぼワークスと言える体制で参戦。メルセデス、ポルシェ、マクラーレンが有力プライベーターの手により参戦しており、大いに盛り上がりをみせている。
来季に向けベントレーは、ニュル24時間への参戦を発表するとともに、ブランパン耐久シリーズに継続してフル参戦を決定。詳細は来季のモータースポーツプログラム発表とともに明らかにされるという。すでにニュルブルクリンク24時間開催中のパドックには、ベントレー・コンチネンタルGT3がブガッティ・ヴェイロンとともに展示され、来季の参戦をアピールしている。
「我々は、2012年にコンチネンタルGT3での参戦を発表して以来、実はニュルブルクリンクで戦うことを楽しみにしていたんだ。だが、我々はコンチネンタルGT3の開発を進めることが第一だった」と語るのは、ベントレーのエンジニアリング首脳のロルフ・フレッチ。
「ニュルブルクリンク24時間は最もタフなレースのひとつで、スポーツカーレースの最高峰だ。我々の2014年シーズンの学習は、すでに勝利という結果に結びついている。我々は自信をもって2015年のイベントにターゲットを置いている。世界最高のコースで戦うことを今から待ちきれないよ」