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GP直送:ロズベルグ&ベッテル、シューマッハー回復の報に勇気

2014年06月21日 17:30  AUTOSPORT web

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メルセデスのコクピット横に入れられたメッセージ。今後も掲示は続けられるという
ミハエル・シューマッハーが昨年末のスキー事故直後から入院していた病院を約5カ月ぶりに退院したというニュースは、オーストリアGPに参戦しているドイツ人ドライバーに勇気を与えていた。

 2010年から3年間、シューマッハーのチームメイトだったニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)は、「本当にグレイトなニュースだ。僕は彼が何事にも全力で戦う姿を身近で見てきたから、この厳しい闘いにも絶対に勝って、また僕たちの前に元気な姿で戻ってくると信じている」と語った。

 また少年時代に出場したカート大会で、シューマッハーからトロフィーを受け取り、「シューマッハーは僕のヒーローだ」と公言し憧れていたディフェンディングチャンピオンのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)も、「あの事故からあっという間に5カ月以上もの月日が経過したけど、僕の心の中にはずっとミハエルがいた。シーズンがスタートしても、なかなか進展がせず、個人的にやきもきした時期もあったから、今回このようなニュースを聞くことができたことは、僕だけでなく、彼のことを心配しているすべての人にとって、勇気づけられるものとなったはず。でも、まだこれでおしまいじゃない。これから、もっと良いニュースが聞くことができる日が来ることを願っている」

 シューマッハーが最後に所属していたメルセデスAMGは、開幕戦から貼っている「#KeepFightingMichael(飛び続けるんだミハエル!)」というメッセージを、引き続きマシンのコクピットサイドに残して、シューマッハーへエールを送り続けるとしている。いつの日か、そのステッカーが「#Well done, Michael(よくやったミハエル!)」と変わることを願いたい。