セルジオ・ペレスは、カナダGPでの接触に関し、自分が何も悪いことをしていないということを示す証拠があるとして、ペナルティ撤回への自信を示した。ペレスはフェリペ・マッサとのクラッシュに関して責任があるとしてオーストリアGPでのグリッド降格ペナルティを言い渡されたが、チームは再審議を要求している。
ペレス側とマッサ側は互いに非があると主張しており、ペレスが所属するフォース・インディアは新しい証拠が出てきたとして、FIAに再調査を求め、金曜にそれに関するヒアリングが行われることになった。
オーストリアGPの木曜記者会見で、ペレスは、大クラッシュによって数日は少し痛みがあったものの今は問題ないと語った。
「幸い体には何の影響もないよ。ものすごく大きな衝突だったから、すぐに病院に行った。少し背中が痛かったけれど、数日たつと痛みは消えた。2日間ほどは通常のトレーニングができなかった」
メディアからの質問で、マッサはコース上ではペレスを今後一切信用しない、ペレスに対してオーバーテイクするときには今までよりじっくり考えるようにすると話しているがそれについてどう考えるか、と聞かれたペレスは、自分は悪くないと確信しておりそれを示す証拠があると答えた。
「皆知っているように、フェリペはとてもいい人だ。彼には彼の意見があり、僕には僕の意見がある。じっくり話をする必要があるだろう」とペレス。
「それから、明日(金曜)FIAと共にあのアクシデントに関して改めて調査をする機会がある。僕は何も悪いことをしていない。それを示す十分な証拠を僕らは持っていると信じている」