FIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)は19日、2015年にドイツ・ニュルブルクリンクの北コース、“ノルドシュライフェ”でシリーズの一戦を開催すると発表した。
ニュルブルクリンク24時間の記者会見で明らかにされたノルドシュライフェのカレンダー入りは、1983年に世界スポーツカー選手権の第3戦として開催されたADAC 1000kmレース以来の同地での世界選手権イベントとなる。
WTCCのプロモーターであるユーロスポーツ・イベントと24時間レースの主催団体であるADACノルトラインは、ノルドシュライフェのWTCC開催について3年契約で合意に達し、2011年までオッシャースレーベンが担ってきたWTCCのドイツラウンドを3年ぶりに復活させることになった。
レースは、全長20km以上を誇るノルドシュライフェでの開催にあたり、60kmのレースを2回行う通常のフォーマットから、1回のピットストップを含む120kmレースへ修正する案をFIAへ申請するという。
「我々は、自動車レース史の記念碑となるこのイベントに取り組むため、FIAにスポーティングレギュレーションの改正を依頼した」と、ユーロスポーツ・イベントCOOのフランソワ・リベイロは語っている。
「WTCCドライバーの全員が、このアイデアに興奮しているよ」
ラーダのジェームス・トンプソンは、「モスクワでそれが実現しそうだと聞かされていた」とコメントし、「素晴らしいレースになることを確信している」と述べている。