バルテッリ・ボッタスは、ここまでウイリアムズがFW36のスピードを十分に活かしきれていないものの、チームが同じ過ちを繰り返しているわけではないと語った。
フェリペ・マッサとボッタスがドライブするFW36は、今年いくつかのレースで表彰台争いを繰り広げてきたが、これまでの最高成績は開幕戦と第5戦スペインGPの5位と、やや期待外れの結果に留まっている。
ボッタスは、F1開幕戦のオーストラリアで2位フィニッシュの可能性を手にしながら、単独クラッシュによるパンクとリヤタイヤのデグラデーションが原因で5位。前戦カナダではERSとブレーキのトラブルに見舞われ、7位に終わっている。
チームメイトのマッサも中国ではホイールガンのトラブルで後退。表彰台が目前だった2週間前のカナダでは、セルジオ・ペレスと接触し、無念のリタイアを喫している。
だが、ウイリアムズのふたりのドライバーは、FW36のスピードをもってすれば、今後も大量ポイントを獲得するチャンスは訪れるはずだと信じている。
「それは常に異なる物だった。僕らは同じ種類のミスを繰り返してはいない」とボッタス。
「カナダでの僕に関して言えば、レース後の結論として、僕らは戦略面においてかなりいい仕事をしていたものの、ERSのトラブルで結局やれることは何もなかったということだ」
ボッタスは、FW36のマシン特性に適したスペイン・カタルニアでのパフォーマンスが、今週末のオーストリアでも力強い走りに繋がるはずだと信じている。
「僕らは自分たちにベストなトラックと言えないバルセロナで力強いレースを繰り広げた。だから、今回はさらにいい結果と多くのポイント獲得を目指す必要がある」