現在ポイントリーダーのニコ・ロズベルグは、タイトル争いのライバル、ルイス・ハミルトンに対して自分は心理的に有利な状況にあると語った。
今年はメルセデスが圧倒的な強さを見せ、ふたりのドライバーが他を引き離してタイトルを争っている。ハミルトンはマレーシアから4連勝を飾っていたものの、モナコで2位、カナダではトラブルのために今年2度目のリタイアを喫した。一方ロズベルグは開幕戦で優勝、その後4戦連続で2位だったがモナコで勝利を収め、カナダではトラブルに見舞われながらも何とか走り切って2位を獲得した。これによって、第7戦終了時点でロズベルグは140点でランキングトップ、ハミルトンは22点差の2位で追う立場になっている。
カナダGPでロズベルグとハミルトンは優勝を争っていたが、両方のマシンにMGU-Kのトラブルが発生、その後ハミルトンはブレーキトラブルでリタイアすることになった。ロズベルグはダニエル・リカルドにかわされたものの、2位でフィニッシュ、貴重なポイントを稼いでいる。
「チームメイトが3戦あるいは4戦連続で優勝したら、彼の立場は強くなる」とロズベルグが述べたとThe Guardianが伝えた。
「だから連勝を終わらせることが重要だった。このスポーツにおいて心理状態はとても重要な要素だからね」
「今の僕がそうだが、相手の連戦が止まったら少し有利になり、それが助けになる」
「カナダではダメージを最小限にとどめることができた。2位に入り、たくさんのポイントを手に入れられたからね。だから今思えば、それほど悪くない一日だったと言える」
「ただしチームにとっては最悪の日だった。僕らはもっとずっといい結果を目指している。ああいう信頼性のトラブルが出るのはいいことじゃない。万全の状態でなければならないんだ」