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小林可夢偉「初挑戦のオーストリアは予測不可能」

2014年06月19日 11:40  AUTOSPORT web

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2014年カナダGP 小林可夢偉(ケータハム)
ケータハムの小林可夢偉は、オーストリアGPの舞台、レッドブルリンクを走るのは初めてであり、何が起こるか予想できないと語った。だが、前戦カナダGPでは2台揃ってリタイアという結果に終わったため、完走を果たしてきちんと結果を出したいと考えている。

 カナダGPでは可夢偉はサスペンショントラブルで、チームメイトのマーカス・エリクソンはターボ関連のトラブルでそれぞれリタイアした。

 オーストリアGPは2003年を最後に開催されていなかったが、今シーズン復活。レッドブルリンクを初めて走る可夢偉は、自分たちがどういうパフォーマンスを発揮できるのか、全く予想がつかないと述べている。

「レッドブルリンクは僕にとって初めてのサーキットです」と可夢偉。

「このコースのオンボード映像をたくさん見ましたが、面白いチャレンジになりそうです。スピードが出て、いくつかビッグブレーキングが必要な箇所があり、いつもどおり正しいセットアップを仕上げることが重要になるでしょう」

「そうはいってもコースを走ってみるまでは、僕らがどこまでやれそうか、予想をするつもりはありません。実際に走行してから状況を見てみます」

「いずれにしてもファンにとっては素晴らしい週末になるはずですし、できれば僕らにとってもいい週末になればいいなと思っています」


 今週末の目標は、レースを最後まで走り切り、自分たちのポテンシャルを結果につなげることだと可夢偉は言う。

「いい週末を送れれば得られるものは大きいです。僕らはシーズン最初からずっと信頼性の向上に努め、ルノーもその点でシーズン序盤から大きな進歩を成し遂げました。でもカナダでも僕らは不運に見舞われ、信頼性のトラブルによって2台ともリタイアに終わりました」

「カナダGPは序盤は本来のペースを発揮できませんでしたが、シミュレーションによると、もし完走できていれば、僕がリタイアした時点で考えていたよりも、前の集団に近づけていたという結果が出ています。ですから今週末はフィニッシュラインを越えることが重要です」

「重要なときにいい位置にいるためには、レースを完走する必要があります。それが今週末の主な目標のひとつです」