NASCARスプリントカップ・シリーズは15日、ミシガン・インターナショナル・スピードウェイ(2マイルD型オーバル)で第15戦が行われ、ジミー・ジョンソン(シボレーSS)が今季3勝目を挙げた。第12戦のコカ・コーラ600で今季初勝利を挙げたジョンソンだが、直近の4レースで3勝を挙げる活躍を見せている。
7番手から決勝レースをスタートしたジョンソンは、残り36周というところでライバルに先駆けて行った最後のピットストップで4輪交換の作戦を採用する。18番手でコースへ復帰するものの、フレッシュなタイヤで好ペースを刻み、上位のマシンが最後のストップへ向かった残り10周で首位に浮上。最後までポジションをキープしてトップでチェッカーを受けた。ジョンソンにとっては、ミシガン戦でのキャリア初勝利となる。
ジョンソンとポジションを争ったものの、最後のストップのタイミングが遅れたケビン・ハービック(シボレーSS)が2位、ブラッド・ケゼロウスキー(フォード・フュージョン)が3位を獲得している。
ただ、今回のレースでは、上位8位のうち7台をシボレー勢が占める形となっており、フォード・フュージョンを駆るケゼロウスキーも「もう少し速さが必要だった」とライバルの速さを認めた。また、トヨタ・カムリ勢も最上位はクリント・ボウヤーの10位と、シボレー勢の速さに苦しむ結果となっている。
なお、14日に行われたNASCARネイションワイド・シリーズの第13戦では、ポール・メナール(シボレー・カマロ)が優勝を飾っている。