元F1ドライバーのヤルノ・トゥルーリが、フォーミュラE選手権にチーム代表兼ドライバーとして参戦することが明らかになった。
2004年のF1モナコGPウイナーであるトゥルーリは、今年9月にスタートするFIAの新たな電動フォーミュラカー選手権、フォーミュラEに参戦するため、チーム創設に動いていたことが今月初めにすでに明らかにされていた。
18日、選手権をオーガナイズするフォーミュラEは、トゥルーリがドライソン・レーシングのエントリー枠を買い取り、新たに「TrulliGP Formula E Team(トゥルーリGP・フォーミュラE・チーム)」として参戦することを公式サイトで発表。チームロゴを含むチーム紹介ページもすでに掲載している。
「F1ドライバーとして素晴らしい経験を積んだので、FIAフォーミュラE選手権への関与は、ドライバーとしてだけでなく、チームオーナーとしても確かに新しい挑戦になるだろう」とトゥルーリ。
ポール・ドライソン卿率いるドライソン・レーシングは、チームとしての参戦を譲ったものの、トゥルーリGPにワイヤレス充電システムを供給するパートナーとして、今後もシリーズとの協力を維持し続けるという。
「私は、ヤルノによって導かれるモータースポーツのプロフェッシェナルなワールドクラスのチームと協力することを非常に喜んでいる」とドライソン。
「私は、トゥルーリチームのモータースポーツに関するノウハウおよびドライソンのEV技術に関する専門知識のコンビネーションがスタートから勝利をつかむことを確信している」
「我々の野心は、すべてのチームにワイヤレス充電を供給することだ。トゥルーリGPがこのエキサイティングな技術を採用する最初のチームであることを嬉しく思っている」
トゥルーリは、F1優勝経験者として初のシリーズ参戦ドライバーとなる。