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新F1チーム「既存チーム買収による参戦は厄介」

2014年06月18日 18:00  AUTOSPORT web

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2014年カナダGP ジーン・ハース
2016年にアメリカを拠点としたF1チームをデビューさせるジーン・ハースが、既存F1チームを買収して参戦するよりも一から自身のチームを立ち上げる方がスムーズに計画を進めることができると語った。

 昨年末、FIAは新F1チームを募集、複数の申請に関して審査を行った結果、NASCARに参戦するスチュワート-ハース・レーシングの共同オーナーであるジーン・ハースの申請を承認した。

 ハースは当初、2015年からの参戦を目指していたが、その後、準備の遅れからデビューを1年遅らせることを決めた。

 現在ハースは、既存マニュファクチャラーと提携してマシンを製作することを目指し、テクニカルパートナーの検討を行っている。


 一時ハースはケータハムチームを買収してF1に参戦することを考えているのではないかとの推測が持ち上がっていたが、ハースのスポークスマンはすぐさまそれを否定している。

 最近のインタビューでハースは、既存チームの買収を考えていないのかと聞かれ「全く考えていない」と断言、チーム買収によってデビューを目指す方が困難は多いと説明した。

「チームが実際に売りに出されているのかすら知らない」とハース。

「そういったチームと交渉する場合、必ず複雑な事情が存在する。借金を完済しなければならなかったり、場所やスタッフがよくなかったりと、既存チームを買収するときには常にそういった問題がつきまとうのだ」

「もちろん、我々のように一からスタートをする場合でも問題はある。苦労するのは間違いない。学ばなければならないことがたくさんある。やるべきことは多く、時間がかかるだろう」