クラブと言えば、大きな街の中心にあって、若い人たちが大音量のなか酒を飲み、朝まで踊り明かす場所、そんなイメージがあるかもしれない。
ヨーロッパでも同じように、ナイトクラブは騒々しく、行儀の悪い場所といったイメージがあるよう。
だが、一方でそうしたスポットは、ここ最近中心部からどんどん追いやられているとも言われている。
フランスのデザイナー、アートディレクターのFrancois Prostは、2011年から撮りためたナイトクラブの写真シリーズを公開中だ。
Prostは、決してよくはない評判をもつクラブの“夜の”顔と、実際にクラブが位置する田舎の素朴な情景の対比に魅力を感じていたそうだ。
写真は、柔らかい日の光を受けた“昼の”ナイトクラブを写し出しており、人の群れも派手なネオンもない建物は、ずいぶん夜と異なった表情を見せている。
工業地帯や畑の中にぽつんと佇むクラブの光景は、のどかで、淡い仕上がりの写真は可愛らしくすら感じられる。
また、いくつかの写真からは、夜はそれほどに違和感を憶えることのない建物が、いかに風変わりな外装をしているかが見てとれる。
ほかにも多くの作品が公開されているので、是非ご覧いただきたい。
BEEN THERE DONE THAT
http://www.francoisprost.com/photography/#clubs