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今夜初戦のW杯ドイツ代表FW、回復のシューマッハーに王座誓う

2014年06月16日 21:20  AUTOSPORT web

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ミハエル・シューマッハーを激励するため2012年のF1モナコGPを訪れたルーカス・ポドルスキ
サッカー・ワールドカップ・ブラジル大会出場のドイツ代表で10番を背負うルーカス・ポドルスキは、親友であるミハエル・シューマッハーに向けてエールを送り、彼のためにもワールドカップでタイトルを獲得したいと語った。

 ポドルスキはこの日、シューマッハーが昏睡状態を脱し、リハビリ施設に転院したというニュースを受け、「何て素晴らしいニュースだ!!! 早く良くなれシューミー!!! それを聞いた時は本当に嬉しくてハッピーだったよ!!」と自身のTwitterに投稿した。

 16日にポルトガル代表と初戦を迎えるドイツ代表。ポドルスキは、前日行われた記者会見の最後にも、親友であるシューマッハーにエールを贈っている。

「ミハエル・シューマッハーは僕たちと同じくらいサッカーに夢中なんだ。でも、それほど上手くはないけどね。ドイツ代表チームの全員が、ミハエルとその家族を応援しているし、近いうちに自分の足で歩き、僕たちのゲームを観ることができることを望んでいる。もしワールドカップで優勝できたら、彼に喜びを与えられるだろう」とドイツ大衆紙のビルドは掲載。

 FCケルンで活躍し、2006年にブンデスリーガのトップチーム、バイエルン・ミュンヘンに移籍したポドルスキだったが、2009年に出場機会が減り移籍を希望。その時、ポドルスキ再獲得のためにケルンへ資金援助をしたのがシューマッハーだった。

 シューマッハーは、FCケルンの公式ウェブサイトの広告スペースを購入し、1000万ユーロといわれる移籍金の一部を負担。そのウェブサイトで「もう一度ケルンサポーターを喜ばせて欲しい」とメッセージを送った。

 それ以来、シューマッハーと親交を深めるポドルスキ。F1ドイツGPなどサーキットにも足を運んでおり、最近では2012年のモナコGPでF1復帰を果たしたシューマッハーの激励に訪れている。

 ポドルスキは、2012年にイングランド・プレミアリーグのアーセナルに移籍。今シーズン行われたFAカップの決勝では、事故にあったシューマッハーの回復を願い、ドイツ国旗と“KEEP FIGHTING MICHAEL”というメッセージを記したシューズで試合に挑んでいる。