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ル・マン24時間はサバイバルレースの様相に。1号車アウディが首位浮上

2014年06月15日 15:10  AUTOSPORT web

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首位に浮上した1号車アウディR18 e-トロン・クワトロ
第82回ル・マン24時間耐久レースは、決勝レーススタートから16時間が経過した。スタートからトップをキープしていた7号車トヨタTS040ハイブリッドがリタイアを喫したことで2号車アウディR18 e-トロン・クワトロが首位に立ったが、16時間経過を目前にその2号車もガレージイン。1号車アウディがトップで朝を迎えている。

 序盤の波乱を乗り越え、ここまでのレースの大半を争ってきた7号車トヨタと2号車アウディ。1分30秒~2分前後の間隔で首位をキープしていた7号車だったが、レース開始から15時間というタイミングで、電気系のトラブルによりアルナージュ付近でストップ。30分近くその場でストップしていたが、現地時間5時27分にリタイアが決定した。

 これにより、ここまで7号車を同一周回で追っていた2号車アウディがトップに浮上。2番手には20号車ポルシェ919ハイブリッドが続くが、その後のピットストップで1号車アウディR18 e-トロン・クワトロが2番手を奪取。2号車が3周をリードする形で、アウディのワンツー体制が形成された。

 一方、4番手を走行していた14号車ポルシェは、インディアナポリスでコースオフ。グラベルに捕まりタイムをロスし、序盤にクラッシュを喫した8号車トヨタがトップから11周後方で4番手に浮上した。

 そんな中、16時間経過を目前に、トップの2号車がガレージに入れられてしまう。3分ほどで一度はピットレーンへ出るもリスタートはならず、再びガレージへ。その間に1号車アウディが首位を奪い、同一周回の2番手に20号車ポルシェが浮上。2号車は7時20分にコースへ復帰したが、首位からは2周遅れの3番手に。4番手の8号車トヨタと2号車の差は5周となっている。

 LMP2クラスでは、OAKレーシングの35号車リジェJS P2・ニッサンが首位を堅持。36号車アルピーヌ、46号車リジェが同一周回で続いている。LM-GTEプロクラスでは、AFコルセの51号車フェラーリが97号車アストンマーチンを捉えて首位に浮上している。