第82回ル・マン24時間耐久レースはスタートから16時間が経過したが、7号車トヨタTS040ハイブリッドに代わってトップに浮上していた2号車アウディR18 e-トロン・クワトロが現地時間8時3分の時点でガレージイン。リヤカウルを開けトラブルシュートを行っており、今度は1号車アウディがトップに浮上した。
2号車アウディは、今季のル・マン24時間で7号車トヨタとともにほぼトラブルフリーで走行していた車両だが、7号車のリタイア後トップは安泰かと思われたが、マルセル・ファスラーがドライブしていた7時3分にピットに入ると、ターボチャージャーのトラブルによりガレージに入れられてしまう。
車両は前後のカウルが開けられ、一度3分半の作業時間でピットレーンに出されるが、再スタートはせず再びジャッキアップされピットへ。3周のリードはみるみるうちになくなってしまい、周回を重ねていた1号車アウディがここへ来てついにトップに浮上。20号車ポルシェ919ハイブリッドも2番手に浮上し、1号車と20号車は同一周回の争いとなっている。
7時10分の時点で2号車はいまだにピットにおり、トップと8周差があった8号車トヨタTS040ハイブリッドにもその差を脅かされることになりそうだ。